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テレビの連続ドラマで人気沸騰、秋のスペシャルや映画化も決定している「ルーキーズ」。最近のドラマの傾向は漫画から題材を取るパターンが多いのですが、まさにこのルーキーズも原作は漫画です。
ルーキーズの漫画は、集英社の「週刊少年ジャンプ」に連載されていた野球漫画です。現在、ルーキーズの漫画は連載が終了していて全24巻のコミック版が出版されています。
ルーキーズの漫画のストーリーは、ケンカに明け暮れる不良高校生の溜り場であった野球部に、新しく熱血先生が赴任してきて野球部監督になるところから始まります。この先生が主人公で、名前は川藤幸一。
以前、別の高校で生徒に暴力を振るったということで辞職した経歴の持ち主。けれど、この川藤先生こそがダメダメ野球部の連中を甲子園という夢の舞台へ向かわせる救世主となるのです。誰にも相手にされなかった野球部の面々を真剣に愛し、信じ、夢に向かわせる熱血教師の川藤に、次第に引き込まれていく生徒たち。
やがて甲子園などと口にすればただの笑い話でしかなかった二子玉川学園高校(ニコガク)が甲子園を目指す素晴らしいチームへと成長していく物語です。
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ルーキーズの漫画の面白いところは、ストーリーももちろんなのですが、登場するキャラクターのネーミングもその一つでしょう。原作者の森田まさのり氏は大の阪神ファン。
そこで、ルーキーズの漫画に登場する野球部のメンバーたちは、すべて阪神の選手から名前をとっているのです。
まず主人公の川藤幸一は、川藤幸三と田淵幸一のそれぞれ苗字と名前をくっつけてネーミングしたものです。川藤のハチャメチャ熱血ぶりが、どこか本物の川藤選手を彷彿とさせておかしいですね。それから、エースの安仁屋恵壹(あにやけいいち)。
エースで4番という高校球児のスター的存在ですが、こちらは阪神のピッチャー安仁屋宗八とメジャーリーグへ行った藪恵壹の両名から名前を拝借しています。
そのほか、ルーキーズの漫画で野球部キャプテンを務める生真面目で友達思い、ちょっと気の弱いところがある御子柴徹(みこしば とおる)。
彼は御子柴進と和田徹の名前をくっつけてつけられたネーミングです。実際、和田などは阪神には珍しい優等生タイプで、結構阪神ファンなら実にうまいネーミングであることに思わず笑ってしまうのではないでしょうか。
そのほか、新庄や若菜、赤星や岡田、真弓など阪神で活躍した新旧織り交ぜての阪神の選手の名前がたくさんでてきます。
ルーキーズの漫画では、描かれる野球シーンもなかなかリアルで、髪型が坊主でないところはリアルっぽさに欠けるものの、実際に野球をやっている多くの読者をも惹きつけた野球漫画の名作の一つではないでしょうか。
野球漫画といえば、おふざけ的なものやスポ根もの、恋愛なんかも絡んだもの、高校野球にプロ野球、大リーグとシチュエーションもストーリーもさまざまですが、ルーキーズの漫画では面白さとシリアスな心理描写の両方を兼ね備えた大人でも読み応えのある野球漫画といえるでしょう。